2023.04.22
庭木に剪定を!適切な時期や必要性を解説します
庭木の剪定の必要性とは?
一般的に植物は、生い茂り、花を咲かせたりするものですよね。
もちろん庭木も植えた後からどんどん成長し、枝を広げていきます。
そうなると、定期的に剪定(せんてい)することが必要となります。
剪定をしておかないと広がった枝が隣家や道路へ飛び出してしまったり、部屋に光が入りにくくなったりする可能性もあります。
また、散らかった落ち葉の掃除も楽ではありません。
日本の住宅事情を考えると、手入れが不要な雑木林と呼べる木々を植えられるような庭に余裕のある家は少なく、限られた場所に庭木を植えるのがほとんどのケースです。
その場合、適切な時期に庭木を剪定をし、庭を整えておくことが大切です。
庭木の剪定について
剪定(せんてい)とは、剪定ばさみ等を用いて枝の不要部分を切り落とすことです。
庭木は植えたらあとは何もしなくてよいというものではなく、木の高さや幅の均衡を整えるために剪定が必要になります。
また、剪定の重要な役割の一つとして、木を健康に生育させることも挙げられます。
剪定をすることによって、その木がどんな健康状態にあるのか、何か異常はあるのかということに気づけるため、早期のケアが可能になります。
庭木の適切な剪定時期!落葉樹と常緑樹で異なる?
庭木であればすべて一定の時期に剪定すればいいというものではなく、落葉樹と常緑樹でそれぞれ剪定すべき時期が異なります。
落葉樹の剪定時期
落葉樹は冬になると葉を落とします。
基本的には、葉が落ち切った12月から2月の間に枝の様子を見ながら剪定を行います。
春から夏の間は木が生育する時期なので、剪定をすると生育の妨げになる可能性があります。
常緑樹の剪定時期
常緑樹は寒さに弱いため、11月から2月あたりの冬には剪定しないことをおすすめします。
ただし針葉樹であれば話はまた別です。
針葉樹の場合、7月から8月などの夏場の剪定は避けるようにしましょう。
花木の場合は、花芽ができてからではなく、花が咲き終わった後に剪定するのがベストです。
剪定する時期を誤ると、その年は花が咲かなくなるケースもあるので注意しましょう。
ちなみに基本剪定については上記の通りですが、例外もあります。
落葉樹は12月から2月が適切な剪定時期ですが、モミジなどの2月ごろに生育を始める木々は、その時期に剪定すると傷ついてしまう可能性があります。
生育時期は木の種類や特性によって異なるため、それぞれに合った時期での剪定が必要です。
忌み枝は剪定しよう!ひこばえ、枯れ枝、徒長枝の解説
忌み枝とは、木が成長していく過程において不要となる枝のことを言います。
そのままにしておくと、木の成長を妨げたりすることもあるので、剪定が必要となります。
ひこばえ
庭木の根元から生えてくる若芽を言います。成長速度が早いため、早めに剪定しないと幹の栄養を奪い取る可能性があります。
庭木の生育バランスが崩れる原因となることから、剪定すべき忌み枝とされています。
ただ、株立ちにおいてはひこばえを活用することもあります。
枯れ枝
枯れ枝とは、すでに枯れている枝を言います。これも庭木の養分を奪ってしまうため、剪定が必要です。
枝先が枯れている場合、その枯れている部分だけを剪定すればOKです。
しかし、枝全体が枯れ枝の場合、根元から切り落とさなければなりません。
徒長枝(とちょうし)
徒長枝とは、まっすぐに長く伸びている枝です。
庭木のバランスを崩し、花も咲きにくいので、切り落とすようにしましょう。
剪定を見越して庭木を選ぼう!
ちょっとした剪定なら剪定ばさみ等で簡単にすることができます。
しかしご自身で行うのが難しい場合は、植木屋やカットデザイナーに依頼することが必要となるため、その場合の費用も考慮しておくようにしましょう。
庭木を選ぶ際は、ご自身でできる剪定の程度などを視野に入れたうえで、自分の生活スタイルに合った樹種を選びましょう。
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