2023.07.01
広い収納は便利!?収納を作るときに押さえるべきポイント
家を建てるにあたって、多くの方は「収納が多い家」を希望するものです。
賃貸住宅ではどうしても収納スペースが限られがちなため、せっかくのマイホームであれば、収納は多いに越したことはないと思いますよね。
しかし、クローゼットの設置には注意すべき点があります。
何も考えずに大きいクローゼットを設けると、後々、後悔するかもしれません。
この記事では、クローゼットの設置にあたっての注意点を紹介していきます。
広さは必要な分だけ!
大きい収納があれば、より多くのものを収納でき、部屋がすっきりすると考えがちです。
しかし収納を広く取れば取るだけ、部屋の面積は減ってしまいます。
収納の大きさを考える際には、部屋の面積と広い収納のどちらが重要か、天秤にかけて比べてみることをおすすめします。
また、収納を広く取っておくと、スペースに余裕がある分、不要なものまで放置してしまう可能性も高いです。
そのため、ひとまず広さを確保するのではなく、どれくらいの面積が必要かを見極めることが大切なのです。
ウォークインクローゼットについて
ウォークインクローゼットは、近年ではかなり人気の収納です。
しかし、収納が大容量になるからという理由でウォークインクローゼットを導入するのであれば、あまりおすすめしません。
その名の通り、人が歩いて入ることを想定して作られるウォークインクローゼットには、どうしても収納のデッドスペースが生じるからです。
人が通るだけのスペースを確保する必要があり、しかもそこには物が置けないのです。
そのため、収納する物やその量次第では、通常のクローゼットを2つ設置するほうが賢い選択になる可能性もあります。
奥行きにも注目しよう
出来る限り収納を広く設けたいという願望から、クローゼットの奥行きを広くしようとする際にも注意が必要です。
例えばハンガーポールを設置するのであれば、どれだけ奥行きが広いクローゼットにしても、前後がただの空きスペースになってしまいます。
収納ケースや棚を置く場合も、その前後の収納は制限されてしまい、スペースの有効活用が出来ないことが考えられます。
クローゼットに奥行きを出そうと検討されている方は、デッドスペースになる可能性を考慮しながら進めるようにしましょう。
扉の開閉スペースのことも頭に入れておこう
広さや奥行きだけでなく、クローゼットの扉がどのようなタイプかについても注意が必要です。
一般的に、クローゼットには開き戸か折れ戸が使用されます。
押入れのような引き戸であれば考慮しなくてもいいですが、折れ戸や開き戸を設けるのであれば、扉の開閉スペースは必須です。
そのスペースは収納として利用できないので注意しましょう。
クローゼット設置の際には、扉の開閉のためのスペース確保まで考慮した収納計画ができるといいですね。
カビや結露への対策も怠らないように!
クローゼットや押入れのような場所は、どうしても湿気が高くなりがちです。
通常、クローゼットには窓がなく、空気の流れが滞ってしまう傾向にあります。
そういった理由から、大切に保管している洋服にカビが生えてしまうなんてことも。
クローゼット等におけるカビ・結露対策としては、防湿機能や防虫機能のあるクローゼット専用の内装材を使うことが効果的です。
また、部屋の隅、廊下の奥といった奥まった場所でも空気の流れは滞りがちです。
そういった場所は湿気が高くなるため、クローゼットを設けるなら窓付近などの容易に換気できる場所がおすすめです。
まとめ
収納は、多ければ多いほど暮らしやすいというものではありません。
実際に必要な収納スペースを見極め、その分だけ確保することが大切です。
マイホームは一生に一度の買い物です。
買ってから後悔することのないように建てたいものですよね。
事前に住宅のプロに相談し、ご家族のライフスタイルに合わせた理想の住環境を手に入れましょう。
心も体も健康な暮らしを実現する家づくりは“アップルホームの健康住宅「WELL+(ウェルプラス)」”におまかせください。