2024.05.08
ダイニングの家具はどう選ぶ?家具選びのポイント紹介
ダイニングは、家の中で家族が最も集まりやすい場所の一つです。
そのため、家族全員が満足できるような家具を選びたいですよね。
ダイニングテーブル選びで重要なのは、家族全員が同時に食事をするための十分なスペースがあることと、食器や調理器を人数分置く場所があることです。
新たにダイニングテーブルを買うのであれば、家族が食事をするために必要なサイズを事前に把握しておくようにしましょう。
今回は、ダイニングテーブルを中心に、ダイニングの椅子や照明の選び方についても紹介します。
ダイニングテーブルの最適サイズって?
ダイニングテーブルのサイズは将来の家族構成を見据えて考えましょう。
できるだけ買い替えを減らすためにも、少しゆとりをもったサイズにすることをおすすめします。
ここでは、夫婦と子供二人の4人家族の場合を想定してみましょう。
食事をするためには、一般的に1人につき幅60cm、奥行き40cmが必要と言われています。
4人掛けの場合、幅120cm、奥行き80cmが最低のサイズと考えましょう。
ご家族のライフスタイルによっては幅130cm、140cmといったゆとりを持ったサイズの選択もよいでしょう。
また、ダイニングで過ごす時間の長さによっても選ぶべきサイズは異なります。
ダイニングテーブルに使われる、無垢材と突き板
ダイニングテーブルはどんな「天板」が使われているかで、その雰囲気や耐久性が大きく異なります。
また、天板に天然木を使用する場合でも、「無垢材」か「突き板」といった種類があります。
「無垢材」とは、切り出した天然木をそのまま使った材料のことです。
使いこむほど独特の重厚感が出てくるので、その家特有の味わいを楽しみながら長きにわたって愛用できます。
「突き板」とは、天然木を薄く切ったものを指します。
ベニヤ等の材料に貼り、「突き板家具」として多く使われています。
突き板のテーブルでも天然木の質感を十分に楽しむことができ、見た目は無垢材とそれほど変わりません。
無垢材よりリーズナブルであることがメリットの一つですが、天然木材の薄さから、長く使っていくうちについた傷の部分に変色が見られる可能性があります。
一方、無垢材であれば、その心配は無用です。
家族と一緒に長年使っていくテーブルをどのようなものにするかというイメージに沿って材質を選んでいきましょう。
テーブルは高さも重要!
テーブルを選ぶ際にポイントとなるのはその材質だけではありません。
「差尺」と呼ばれる、「椅子座面の高さ」と「テーブルの天板上面の高さ」の差も重要なポイントです。
差尺 = テーブル高さ − 椅子高さ
差尺はダイニングテーブルの高さや使い心地を決める重要な要素で、およそ270mm〜300mmがよいとされています。
自分にぴったりの差尺を見つけることで、長時間座っていても疲れにくい状態を作ることができます。
椅子の高さは基本的に差尺を基準として調整されますが、テーブルの高さが適切でない場合、寸法の合っていない椅子に座ることになり、腰痛や体調不良といった問題を引き起こす可能性があります。
平均的な日本人の体型に適した椅子の座面の高さは390㎜〜420㎜と言われており、そこに差尺の270mm〜300mmを足すと、テーブルの高さは660㎜〜720㎜程度が適しているということになります。
ダイニングを照らす「照明」はどうする?
テーブルだけでなく、照明器具の距離や配置にまで配慮すると、ダイニングの完成度が格段に上がります。
例えば間接照明を使うと光量を抑えられるものの、薄暗いダイニングとなりどこか沈んだ雰囲気になってしまいますよね。
適宜、照明の明るさを調節できるように調光可能な照明を導入すれば、場面に応じて光の加減を調整できてよいでしょう。
空間を華やかにするペンダントライトやキャンドルの光なども上手く使うと、イベントごとに雰囲気を変えて空間を演出できます。
自分好みの家具で理想のダイニングを
ダイニングの計画に当たっては、ご家族に合った空間にする意識が重要です。
具体的には、通り抜け等の動線が少ない配置、家具の大きさと部屋の広さが適切である、落ち着ける空間であるといった要素に着目するとよいでしょう。
また、図面をもとに専門家にチェックしてもらうことで、理想のダイニングに近づけるでしょう。
まとめ
テーブルだけでなく、椅子や照明にもこだわることで、より素敵なダイニングを設計することができます。
ご自身だけでなく、ご家族にとっても満足できる家具を選び、快適な住空間を作り上げていきましょう。
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