2024.06.08
バリアフリー住宅の作り方!高気密・高断熱も重要!
バリアフリー住宅はどうやって作る?
バリアフリー住宅は、高齢者や障害をお持ちの方が暮らしやすいように設計された住宅です。
新築時にバリアフリー設備をご希望の場合、それが今すぐに必要なのか、それとも将来に向けて準備したいのかによって、準備の方法は異なります。
「バリアフリー」とは言うものの、実際にどのような住宅が快適なのかは、バリアフリーを必要としている人のお身体の状態によるものです。
また、その状態も変化していくものなので、どれだけ入念な準備をしたとしても必要な設備が変わってくる場合もあるでしょう。
つまり、完璧に備えるというよりは、必要に応じて設備を柔軟に取り入れていくための準備が重要なのです。
ただし、健康な家族にとっても快適な空間にすることを忘れてはいけません。
①バリアフリー設備がすぐに必要な時は?
バリアフリー設備がすぐに必要な場合として、高齢世帯のセカンドハウス、高齢のご両親世帯との二世帯住宅を設けることが想定されます。
その場合は綿密なヒアリングに基づき、ニーズに応じた家づくりを行っていきます。
手すりを利き手に合わせたり、使いやすい高さに設置することなどが一例です。
公共施設の場合は手すりの高さについての規定がある程度ありますが、実際に使いやすい高さは使う人によって異なりますよね。
自宅ではその人の体格に応じた高さにすることで、事故を防ぐことができるでしょう。
また、車椅子の方がいらっしゃるのであれば、一階だけで生活できるようにする工夫をする等、状況に応じた設計を行っていきましょう。
②将来、バリアフリーが必要になる場合は?
老後のことを考えてバリアフリーにするのであれば、いざ必要になった時に柔軟に対応できる設計にすることが重要です。
特に、玄関の上り框(あがりかまち)の高さを低くしたり、車椅子でも通れる有効幅員を確保するといった、施工後の改修が困難な対策を新築時に行っておきましょう。
室内の段差を少なくしたりフローリングに滑りにくい素材を取り入れるといった工夫は、ご家族全員にとっても過ごしやすい空間になります。
将来の備えとして、最初に導入しても良いでしょう。
一方で、必要が生じてからバリアフリー対策を行う方法もあります。
例えば、体の不調や障害により、利き手を変えざるを得ない状況になることもあるでしょう。
そういった場合は一度設置した手すりを外して付け直すこともあり得ます。
手すりを設置するために十分なスペースがあれば、後からの設置も容易に行えるため、今すぐに完璧な対策をするのではなく、将来のリフォームのことを考えて余裕のある設計にするという選択肢も検討してみましょう。
万全のヒートショック対策をしておこう
ヒートショックによる死亡数は少なくありません。
高齢者にとっては温度差を無くすこともバリアフリーと言えるでしょう。
室内・空間の温度差を軽減するためには、高気密・高断熱の住宅にすることが最も効果的です。
後から断熱改修を行うのはコストがかさむので、新築時に行っておくことをおすすめします。
また、高気密・高断熱の住宅にすることで、省エネや住環境改善といった数多くのメリットを享受できます。
まとめ
バリアフリーにすることはもちろん重要ですが、将来のためというのであれば、今すぐにすべての対策を取る必要はありません。
将来柔軟に対応できるような工夫をしておくことが大切と言ってもよいでしょう。
住宅のプロに相談すれば、丁寧なヒアリングの上、お施主様に合ったバリアフリー設計を提案してくれることでしょう。
心も体も健康な暮らしを実現する家づくりは“アップルホームの健康住宅「WELL+(ウェルプラス)」”におまかせください。