注文住宅で間取りを考える際、リビングやキッチンを重視して洗面所についてはあまり深く考えないということは起こりがちなケースです。

しかし、洗面所は家族全員が毎日必ず使う場所であり、その配置によって暮らしやすさに少なからず影響があります。

家族の生活動線を考えると、洗面所を廊下に設置するというアイデアが意外と魅力的なのをご存知でしょうか。

今回は、廊下に洗面所を設けることで日常生活にどのようなメリットがあるのか、ご紹介します。

廊下に洗面所を設けるメリットって？

・効率の良い生活動線になる

廊下に洗面所があると、日常の生活動線がスムーズになります。

例えば寝室から起きてすぐに顔を洗えたり、リビングからさっと移動して歯磨きができる手軽さは、家族全員が快適に感じるでしょう。

・スペースを有効活用できる

従来の洗面所スペースを確保する必要がなくなるので、そのスペースを別の空間として有効活用できます。

浴室に隣接させる脱衣スペースを広く確保してランドリースペースとして使ったり、収納スペースを広く取ったりするなど、様々な活用が可能です。

・来客時にも便利

廊下に洗面所がある場合、来客の際にも非常に便利です。

お風呂場に隣接した洗面所だとプライバシーが気になることもありますが、廊下の場合はその心配は少なくなります。

お客様にも気軽に手洗いを利用してもらえ、家族のプライバシーも確保しやすいのは大きなメリットと言えるでしょう。

廊下に洗面所を設ける際の工夫って？

廊下に洗面所を設ける際には、デザインや設計においていくつか注意が必要です。

・コンパクトな洗面台を選ぶ

廊下に洗面所スペースを作るなら、移動の邪魔にならないコンパクトな洗面台を設置しましょう。

幅60cm程度の小さな洗面台なら狭い廊下でも圧迫しません。

鏡付きの収納棚が洗面台の上にあれば、デッドスペースを有効活用しながら収納量を確保できます。

・照明を確保する

廊下は窓がないことが多いため、明るさが足りなくなることが多いです。

LED照明を採用するなど、明るい空間づくりを意識しましょう。

鏡の両サイドに縦長のLED照明があれば顔全体に満遍なく明かりを照らせるので、身だしなみチェックにもおすすめです。

・防水対策を忘れない

廊下に洗面所を設置する場合、防水対策が重要です。

水が飛び散ることも多いため、耐水性の高い床材や防水パネルの壁を設置しましょう。

まとめ

廊下に洗面所があれば、家族がより快適に使えるだけでなく、空間が有効活用できます。

これから家づくりをするのであれば、洗面所にもこだわって快適に暮らせる家づくりを目指しましょう。

洗面所に限らず、家づくりに関して疑問や不安がありましたら、家づくりのプロに相談してみてくださいね。

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