2023.01.15
固定金利が上昇しているのに、変動金利は変わらない?住宅ローンのしくみについて
こんにちは!健康住宅の営業です。
昨年の12月30日、大手銀行5行が2023年1月の固定型の住宅ローン金利を引き上げることを発表しました。
今後、金利が上昇していく場合に住宅ローンはどうなっていくのでしょうか。
2022年は世界中で金利が引き上げられ、株式市場にネガティブなインパクトを与えました。
日本では引き続きマイナス金利政策が継続中なので、深刻に捉えている人は少ないかもしれませんが、わたしたちの生活に悪影響を及ぼすのも時間の問題かもしれません。
大手銀行5行が固定型の住宅ローン金利を引き上げるなか、10年固定基準金利は9年半ぶりの高い水準となっております。
日銀が発表した金利政策の修正が影響しており、長期金利の上限を0.25%程度から0.5%程度まで引き上げたことで長期金利が上昇し、その影響を受けて住宅ローン(固定金利)が引きあがりました。
2022年に国土交通省が発表した調査によると、2020年度の住宅ローン新規貸出額のうち、70%が変動金利でした。
日本人の多くが変動金利を利用しておりますので、変動金利が上昇するとなると大変な事になります。
固定金利が上がる一方で、なぜ変動金利は上がらないのでしょうか。
その理由は、住宅ローンの固定型と変動型で連動する金利が違うからなんです。
固定金利は長期金利に連動するので、日銀が長期金利を代表する10年債の金利上限を引ぎあげたことで、固定金利も上昇となりました。
一方で、変動金利は短期金利と連動し、短期金利は日銀の政策金利と連動します。
日本の政策金利はマイナスの状態で据え置いているので、変動金利は上昇していないです。
変動金利はここ20年ほど、ほぼ変わっておりませんので、変動金利を選ぶ人が多いのも頷けますが、今後どうなっていくかは分かりません。
今後は物価が上昇してインフレが進行すれば、政策金利が引きあがる可能性がります。
固定型、変動型でそれぞれメリット、デメリットがございますので、慎重に検討する必要がございます。
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