2024.01.22
フローリング、クッションフロア、畳…床材選びのポイントは?
家の中をリラックスできる空間にしたいと考えているなら、直接肌に触れる床材選びは大切なポイントです。
また壁や天井に比べて汚しやすい部分なので、耐久性やお手入れのしやすさも考慮する必要があります。
床材にはさまざまな種類が存在し、どれを選ぶか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、代表的な床材とそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
フローリング
・フローリングのメリット
温かみを感じられ、ナチュラルな木目が人気のフローリング。
インテリアにも馴染みやすく、どんな部屋でも自然とマッチします。
また、強度が高く、木材の種類によっては傷がつきにくく、長持ちすることもポイントです。
・フローリングのデメリット
フローリングで注意が必要なのが、水に弱いということです。
水分を含むと膨張や変色の可能性があるため、キッチンや洗面所などの水回りには向きません。
もしも水回りに使用する場合は、防水加工が施されたフローリングを検討しましょう。
クッションフロア
・クッションフロアのメリット
表面が塩化ビニルでできたクッションフロアは防水性に優れています。
水や汚れをはじくため、軽い汚れなら拭き取るだけで簡単に落とすことができ、洗面所やトイレなどの水回りにぴったりです。
デザインや色のバリエーションも豊富なので、イメージにあったものが見つけられるでしょう。
また、価格が他の床材に比べて手頃なのもポイントです。
・クッションフロアのデメリット
弾力性があるため跡が残りやすいというデメリットも。
家具を置くと凹んで跡が残りやすく、模様替えすることの多いリビングやダイニングには向かないかもしれません。
また、熱に弱いため、熱湯をこぼすと表面が溶ける可能性があります。
フロアタイル
・フロアタイルのメリット
陶器などでできたタイルは水に強く、汚れにくいのが魅力です。
強度が高いので傷がつきにくく、汚れがついても落ちやすいので、美しい状態を長く保つことができます。
大理石調やテラコッタ調などさまざまなデザインがあり、高級感を出したいときにもおすすめです。
・フロアタイルのデメリット
フロアタイルはクッション性がないため、転倒時のリスクが高まります。
そのため、小さなお子様や足腰の悪い高齢者の方がいるご家庭には不向きです。
また、防音性も劣るため、防音したい場所では防音マットを敷くなど工夫が必要です。
カーペット
・カーペットのメリット
ふかふかとした感触のカーペットは肌触りがよく、冷たさを感じないため冬でも快適に過ごすことができるでしょう。
クッション性が高いので足腰への負担が少なく、また、滑りにくいので高齢の方のお部屋にもぴったり。
防音性も優れています。
・カーペットのデメリット
布製のカーペットは水に弱く、拭き掃除が難しいという欠点があります。
こまめな掃除が必要で、コーヒーやワインなど色のついた液体をこぼしてしまうと、シミが残りやすいです。
また、ホコリがたまりやすくダニも発生しやすいので、定期的な掃除は欠かせません。
畳
・畳のメリット
自然素材からできている畳は、い草の香りが漂い、お部屋を癒しの空間にしてくれるでしょう。
柔らかく肌触りもいいので、保温性や防音性も優れています。
・畳のデメリット
ホコリがたまりやすく、掃除やメンテナンスには少し手間がかかります。
また、数年ごとに裏返しや表替えをする必要があり、ダニやカビが発生しやすいという特徴も。
衛生的に保つために、風通しや湿度管理に気をつけましょう。
まとめ
どの床材を選ぶかによって、部屋の雰囲気や使い勝手が大きく変わります。
そのため、それぞれの特徴やお手入れのしやすさなどをふまえて、部屋ごとに適したものを選ぶことが大切です。
床材選びに迷ったときは、住宅のプロに相談してみるのはいかがでしょうか。
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