2024.06.15
畳を綺麗に保つために。カビ対策と掃除の方法を紹介します
畳には何千年もの歴史があり、日本人の暮らしに寄り添ってきたと言える床材です。
落ち着ける空間であることから、新築時に和室を設けたいという方も多くいらっしゃいます。
しかし、畳の扱い方には注意しなければなりません。
特に新しい畳はカビが発生しやすいので、適切な対策が必要です。
そこで今回は、畳を綺麗な状態で長持ちさせるためのカビ対策を紹介します。
畳のカビはどうやって対策する?
お風呂場を思い浮かべてみてください。
水回りでは、カビが非常に発生しやすいです。
カビの大きな原因は湿気です。
つまり、湿気に気を配ることで、畳にカビが発生する可能性を下げることができるのです。
まず、畳のある部屋ではこまめに換気するようにしましょう。
除湿シートを敷くのも良い対策です。
しかし、雨の日に窓を開けるとむしろ湿気が高くなるかもしれないので、その点は注意しましょう。
また、洗濯物の部屋干しによっても湿度が上がる可能性があります。
部屋干しするのであれば、和室以外の部屋で干すことをおすすめします。
「酢」で予防できる?
料理に使うお酢は殺菌力が強く、汚れを防止してくれる効果が期待できます。
バケツ半分ぐらいの量の水に、お酢を大さじ2杯加えて「酢水」を作ってください。
この酢水で畳を拭くと、表面に膜ができ、汚れを防止できます。
1ヶ月に1回程度の頻度で行いましょう。
その際、酢水に浸した雑巾をしっかりと絞り、拭き掃除後は畳を乾燥させることを忘れないようにしましょう。
水分が畳に残るとカビの原因になるため、しっかり乾燥させてくださいね。
カビが生えたときは
日本は湿度が高い国であり、配慮していてもカビが生えてしまう可能性はあります。
万が一カビが生えた場合は、まずは自力での対処を試みましょう。
少しのカビであれば取れるかもしれません。
最初に、畳の目に沿ってゆっくりと丁寧に掃除機をかけましょう。
次に、酢水を10倍に薄め、雑巾を浸し、しっかりと絞った後に拭き掃除をします。
その後、エタノールをスプレー容器などに入れて吹きかけ、歯ブラシなどでこすりましょう。
こうすることでカビが落ちるケースもあります。
カビを落としたら、乾拭きをして畳をよく乾燥させましょう。
それでも落ちなかった場合は、プロに依頼して掃除してもらいましょう。
適切な湿気対策で快適な和室を
洋風の家が増えてきている昨今でも、和室を求める方は多くいらっしゃいます。
和室を設ける際には、湿気対策を適切に施し、カビが生えない環境を整えましょう。
心も体も健康な暮らしを実現する家づくりは“アップルホームの健康住宅「WELL+(ウェルプラス)」”におまかせください。