2024.11.22
Ⅱ型キッチンって何?メリットや注意点を解説
キッチンの形状や配置は、快適に調理をするためには重要なポイントです。
その中でも「II型キッチン」は近年注目されているスタイルの一つであり、スペースを有効活用できる点や、作業効率の高さから人気が高まっています。
今回は、II型キッチンの特徴やメリット、導入する際のポイントについて詳しく解説します。
Ⅱ型キッチンって?
Ⅱ型(にがた)キッチンとは、キッチンの作業スペースや収納が平行に2列並んで配置されたキッチンです。
左右どちらかの壁にシンクやコンロ、調理台などが配置され、もう一方の列には収納や家電スペースが設けられることが一般的です。
見た目が「II」のように並ぶことから、この名称がついています。
Ⅱ型キッチンのメリット
まずはⅡ型キッチンのメリットを知りましょう。
・作業がしやすくなる
1つ目のメリットは作業がしやすくなること。
2列に平行に配置されているので、シンプルな動線が実現し、調理や洗い物、収納がしやすくなります。
キッチン内での動作が、横に数歩移動したり振り返ったりといった動作だけで済むので、作業効率も高いです。
調理をしながら冷蔵庫や棚から必要なものを取り出せるので、作業がスムーズになりますよ。
キッチンでの作業をストレスなく進められるのは大きなメリットですね。
・限られたスペースも有効に使える
2つ目は限られたスペースも有効に使える点です。
Ⅱ型キッチンはリビング、ダイニングとは分けてスペースを設けられています。
キッチンだけの限られた空間を最大限利用していることから、狭小住宅でもデッドスペースを作らず効率よく使えるキッチンのレイアウトができます。
・オープンキッチンで使いやすくなる
3つ目はオープンキッチンとして使うことも可能な点です。
例えばキッチンの対面にダイニングやリビングがあれば、キッチンで作業しながら家族との対話を楽しめます。
また、片側が壁に接しているため、来客時にキッチンが丸見えになる心配も少なく、すっきりとした空間を保ちやすいです。
Ⅱ型キッチンの注意点
続いて、Ⅱ型キッチンの注意点を紹介します。
・通路の確保が重要
Ⅱ型キッチンで重要なのが通路の確保です。
2列の間に作業がしやすいような十分な通路幅を確保する必要があります。
この通路幅は狭いと作業がしにくいですが、反対に広すぎても作業効率が下がってしまいます。
一般的には90cm〜120cm程度が理想的ですが、ご自分の家族構成を考慮してどのくらいの幅が良いかをシミュレーションしてみましょう。
・収納計画が必要
Ⅱ型キッチンでは、収納スペースが壁側とアイランド側に分かれます。
どんなものをどこに収納するのかを計画的に決めなければ、使い勝手が悪くなる可能性があります。
例えば、調理で使う器具や調味料はシンク・コンロ側に収納し、食器類を壁側に配置するなど、自分のキッチンでの作業スタイルに合わせて計画しましょう。
・作業効率を考えたコンセント計画を
キッチンでの作業効率を高めるためには、コンセント計画が重要です。
Ⅱ型キッチンならどちらの列にも家電が置けるので、適切な場所にコンセントを配置しましょう。
どの家電をどのくらい使うのかによって必要な数と設置場所も異なるので、普段使用する家電を見直してみてくださいね。
まとめ
Ⅱ型キッチンは、キッチンでの作業効率を上げられる魅力的なキッチンです。
また、限られたスペースでも効率よくキッチンを使えるので、多くの人に人気があります。
工夫次第で作業のしやすさとおしゃれさを両立することも可能ですよ。
キッチンを含め、使い勝手の良い家をつくりたいと考えている方は、ぜひ家づくりのプロに相談してみてくださいね。
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